古山綜合法律事務所のブログ

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【交通事故・第2回】弁護士に依頼するとなぜ慰謝料が上がるのか

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古山綜合法律事務所の代表弁護士古山隼也です。

開所して約1ヶ月経ち,交通事故の被害に遭われた方からもご相談・ご依頼をいただくようになってきました。当事務所を見付けて頼っていただけるとは,本当にありがたいことです。

辛い思いをされている被害者の方々が少しでも苦痛から解放されるとともに適正な賠償額を受け取れるよう,全力をもって事件に取り組みます。

www.koyama-law.com

 

交通事故のご相談を受けている際に,ご相談者様から

「慰謝料は保険会社から『基準どおり』と言われているから,弁護士に頼んでも金額は変わらないですよね?」

と尋ねられることがあります。

ですが,先に結論から言うと

「金額が上がることも多い」

と思われます。

 

なぜなら,実は「基準」に種類が3つあり,保険会社の言う「基準」が必ずご相談者様にとって良いものとは言えないからです。

「基準」と言われると1つしかないと思うのが普通ですから,3つもあるとは知らない被害者の方が保険会社から「基準どおり」と説明されると,「この金額は変わらない」と思い込んでしまうでしょう。

 

3つの「基準」とは

① 自賠責基準

② 任意保険基準

③ 裁判基準

を指します。③裁判基準というのは裁判所が使用する基準で,私たち弁護士もこの基準を使います。これに対し,保険会社のいう「基準」とは②任意保険基準が一般的です。

そして,②任意保険基準は内容が公表されていないものの,③裁判基準より低く抑えられていると思われます。

 

つまり,弁護士に依頼すると慰謝料が上がりやすい理由は,保険会社のいう②任意保険基準から弁護士の使用する③裁判基準へ,「基準」そのものが変わるからです。

他の理由ももちろんありますが,まずはこの理由が分かりやすいと思います。

 

「じゃあ,③裁判基準を使いたいと保険会社に言えば,弁護士に頼まなくてもいいんじゃないか?」

と思われる方もいるかもしれません。ですが,弁護士が代理人にならないと③裁判基準の使用に同意しない保険会社もあります。

また,③裁判基準の使い方にもルールがありますから,内容を正しく理解していないと,結局は間違った金額となってしまいます。

 

慰謝料以外にも,付添看護費や入院雑費など,上の3つの「基準」によって金額に差が出てくる項目もありますが,一番分かりやすい例として慰謝料をご説明しました。

詳細は弁護士に直接尋ねられることをお勧めします。