古山綜合法律事務所のブログ

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【交通事故・第3回】入通院慰謝料の考え方

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古山綜合法律事務所の弁護士古山隼也です。

もう今年も残り1ヶ月ちょっと。11月とは思えない寒さと街中に流れるクリスマスソングに今年も残り少ないと感じさせられ,1年を振り返ってはしみじみしています。…ちょっと早いですかね?(^^;)

www.koyama-law.com

 

いつもながら,かなり久しぶりの更新となってしまいました。

当然ながら,日ごろはご依頼者様やご相談者様のご対応を優先していますので,ブログを書く時間がどうしてもなくなってしまいます。でも,色んな方から「ブログを読んでいます」というありがたいお言葉を頂戴することもあり,弁護士や法律事務所,法律そのものを少しでも身近に感じていただくためにこのブログが少しでもお役に立てるなら嬉しいなと思いつつ,これからもこっそりと更新していく予定です。

 

 

 前回,「弁護士に依頼するとなぜ慰謝料が上がるのか」について,お話しさせていただきました。

koyama-law.hatenablog.com

なので今回は,慰謝料の中でも,人身事故のときにはほぼ必ず損害項目となる「入通院慰謝料」について,ご説明します。

 

交通事故の損害の中で,「慰謝料」は

① 入通院慰謝料

② 後遺障害慰謝料

③ 死亡慰謝料

の3つを指します。

そのうち「①入通院慰謝料」は,

お怪我による肉体的苦痛や検査・治療のために入院・通院をすることによってお時間やお手間がとられることのストレスなどに対する慰謝料

です。

人身事故は被害者の方がお怪我をされた場合ですので,そのときはほぼ必ず「入通院慰謝料」が発生することになるのです。

 

では,入通院慰謝料はどんな方法で決まるのでしょうか。

基本となる判断基準は,

入院期間と通院期間の長さ

とされています。

入院期間や通院期間が長ければ長いほど,事故によるお怪我はひどいものでしょうし,入院や通院によるお時間やお手間も多く必要とします。そのため,入院期間や通院期間が長くなればなるほど,入通院慰謝料は高額になっていくのです。

 

たとえば,大阪地方裁判所での基準によると,

通院1か月:27万円

通院3か月:72万円

通院6か月:120万円

と金額が上がっていくことになります。

もちろん,入院のほうが通院より苦痛やストレスは大きいので,

入院1か月:53万円

入院3か月:146万円

入院6か月:250万円

と,通院より高額になっています。

 

ただ,同じ入院でも,片足を骨折した方と,内臓破裂で集中治療室に入った方の苦痛やストレスが同じわけではありません。通院も,むち打ちと片腕骨折とが同じ苦痛やストレスではないでしょう。

そのため,お怪我の内容などによっても入通院慰謝料の金額は変わってきます。

また,通院のペースによっても金額は変わってくるのです。

 

なので,先ほど挙げた金額はあくまで基本となるものです。

前回ご説明したとおり,慰謝料は弁護士に依頼することによって変わりやすい項目の1つですので,正確な金額をお知りになりたい方は弁護士へご相談されることをお勧めします。